夏休み大人プロポリス相談室 - プロポリスのなぜ

夏休み大人プロポリス相談室 - 夏休みですからちょっとユルイ感じで

夏休みに入ってまた恒例の「夏休み子供科学電話相談」がラジオから流れてきました。「カブトムシはどうして昼土の中に隠れているの?」とか、「宇宙ってどれだけ大きいの?」など、ちょっと考えればわかるものや、哲学のような疑問まで、たまに聴いていると思わず先生たちの名回答に納得してしまいます。ということで、私も仮想夏休み大人プロポリス相談室 を開催してみました(パチパチ)。

Q: プロポリスは、ミツバチが集めた植物の実や葉や花粉や、木の枝などを自分の唾液で固めたもの、と言われてるけど、唾液は汚くないの?
A: ミツバチの腸内を調べると、他の動物同様に細菌や乳酸菌も含まれているから、唾液にもそれなりに細菌が含まれると思われますが、その一方、唾液には、巣の中ではちみつをブドウ糖と果糖に分解する酵素(インペルターゼ)や、女王蜂を育てるために咽頭腺から出るローヤルゼリーも含まれていたりして、汚い以上に貴重なものが含まれているんです。だから、唾液と言ってもむしろありがたい存在なのです。

Q: ブラジルのプロポリスが一番なんて言っているけど、それは本当なの?
A: ブラジルのプロポリスの特徴として、アルテピリンCなどの桂皮酸誘導体を多く含むブラジル固有の植物、アレクリンから採れたグリーンプロポリスが他では採れないということで俄然注目されているかのように言われているけど、それはちょっと怪しい話ですね。
日本の科学者がブラジルのプロポリスからアルテピリンCを発見したことをきっかけにブラジルの日系プロポリス関係者がグリーンプロポリスが一番という神話を作り上げ、それがブラジルの原料マーケットをも支配するようになってしまったわけだけれども、アルテピリンCがどれだけの薬理作用を持つか、まだまだわからないことの方が多いんです(抗菌性が高いことは確かですが)。
一方、ブラジルのプロポリスは、元々オーストラリアから移植した大量のユーカリをベースとしたプロポリスだったわけで、このユーカリベースのプロポリスも、フラボノイド含有量が高く、一時オーストラリア産のプロポリスに人気があったように、フラボノイドの持つ効果、抗酸化作用や、免疫賦活作用はあるはず。実際ブラジルに行ってみると、日系人はグリーンプロポリスのことばかり語っていましたが、地元のブラジル人は特段グリーンのプロポリスに拘っていないことが印象的でした。
なので、ブラジルプロポリスでは、国内で初めてブラジルのプロポリス製品をグリーンタイプとバランスタイプ(グリーンとブラウンの混合)に類別してみました(詳細は「プロポリスの選び方」をご覧ください)。でも、なかなか法律の絡みがあって、直接的な表現ができないので、苦肉の策として、アルテピリンCが多いグリーンプロポリスは、「健康で負けない体作りをする人向け」とし、アルテピリンCとフラボノイドがバランスよく含まれるバランスタイプは、「若くみずみずしくありたい人向け」としているんです。ただ、明らかなのは、大抵のブラジル産プロポリスは、多かれ少なかれアルテピリンCを含んでいるので、そこは他の国で採れたものとの大きな違いでしょうね。

Q: プロポリスに含まれるヤニって体にいいの悪いの?
A: 現地のブラジルのメーカーに聞いたところ、プロポリスに含まれるヤニは、体にいい成分が含まれているという人もいましたし、全く意味がないという人もいます。なので、ヤニについては評価が真っ二つに分かれています。ただ、最近の傾向として、どんなドリンクタイプのプロポリスも以前よりは、固形分濃度を減らすことなく、できるだけヤニ分を取り除いているようです。なので、コップにヤニがベットリ付着して汚れが落ちないという話は、以前に比べて聞かなくなりました。

大人プロポリス自問自答教室 、お時間となりました。なかなか聞けない本当のプロポリスの話、楽しんでいただけましたでしょうか?今日はここまで。

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