ハチが消失する日、そのとき世界は。。。
ハチが消失する日、それは世界の終わり
以前、アインシュタインが世界中のハチがいなくなったら、世界は滅びると言いましたが、これはあながちウソではありません。ここ数年、北半球のハチがどんどん消えているという話を聞くのですが、その原因は農薬のネオニコチノイドではないかというところで止まったまま、それ以上は何ら確証もないままに、自主的な農薬使用の見送りはありますが、決定的な措置がなされてはいません。
それにしても、ハチがいなくなったら、即アーモンドは市場から消え、リンゴ、アスパラも先ず入手不可能、ナシ、アプリコット、メロン、ブロッコリ、ニンニク、タマネギ、ピーマン、トマト、コーヒーも高騰ということですから、本当は待ったなしの大変な事態なのです。
依然、経済を優先する国家
人類は生活や仕事の利便性を高めるために、様々な工夫や道具などを作ってきました。農薬もある意味その一つです。でも、作った時点ではあらゆる影響についてつぶさに検証したわけでもなく、またその時点ではそれだけの十分な考察もなく、「ただちに人体に悪影響はない」的な判断でたくさんの農薬が流通してきました。ただそうした農薬が長い間作り続けられ、地球上に大量散布され、蓄積し、土壌から様々な生物がそれを吸収し、食物連鎖を経て、人類もこれを摂取するという流れを考えた場合、何ら恐怖を感じない方が異常ではないでしょうか。産業革命のツケの先送りが今、ついにその膿を出し始めただけのことなのではないでしょうか?
産業を進歩させればまた新たな打開策が見えてくるというポジティブな思考の反面、危険はものは即座に放棄するという勇気も人類には必要な時期に来ているのはないかと思います。