食品表示法が成立 - 束ねられた縦割り行政
食品表示法が成立 - 複雑怪奇な健康食品に関する法律がようやく束ねられました
食品表示法が成立 栄養成分など表示統一 - 日本経済新聞
食品の原材料や添加物、栄養成分などの表示方法を統一する「食品表示法」が21日の参院本会議で可決、成立した。6月中に公布し、2年以内に施行する。国会審議を経て、新法…
先週、食品表示法が成立しました。今まで、プロポリスなどの健康食品はすべて、食品衛生法、日本農林規格(JAS)法、健康増進法の3法にまたがって監督されていただけに、当事者としてはそれが一元化されて大変ありがたいことです。具体的に変更される内容としては、今まで任意だった「栄養成分」についての義務化や、「アレルゲン」表示の強化、広告の適正化などです。栄養成分やアレルギーについては、国内の製品の多くが対応しているのでそれほど混乱はないと思いますが、問題は広告の適正化でしょう。これは、今後、表示義務についての緩和とのかかわりで落としどころが決まってくるでしょうが、メーカーの頭を悩ませ続ける広告の基準に注目したいところです。法律はかなり厳しい文言チェックを求めている一方、インターネット上では違法な表記が氾濫していますので、ある程度の効能効果の標ぼうを認めながらも、ウソの表記、根拠のない虚偽情報についても取り締まっていただけるとうれしいですね。